第31回 和波たかよし クリスマス・バッハシリーズ <バッハの音に宇宙を観る ~物理学者 佐治晴夫博士を迎えて>
2024年12月21日 (土) 13:30 開場 / 14:00 開演
2024年12月21日 (土) 13:30 開場 / 14:00 開演
「偉大なバッハ、私たちのバッハ」
昨年は、当シリーズの30周年としてバッハの無伴奏作品全曲を演奏し、自分のバッハに一つの区切りを付けることができました。そして今年は、新たな一歩を踏み出す意味を込めて、お話と演奏でバッハの魅力に迫るという初めての企画を立てました。
お話のゲストは、私より10年先輩の物理学者、佐治晴夫博士です。佐治先生は、少年時代は音楽家を志しておられたとのことで、特にバッハの音楽には深い造詣を持っておられます。先生の研究テーマの一つに「無からの宇宙創生に関わるゆらぎの理論」がありますが、先生によれば「自然界のゆらぎと同じゆらぎがバッハの音楽にも存在する」とのことです。先生がバッハの音楽からどのようなメッセージを受け取ってこられたのか、ご体験やご研究を通じてのお話を伺うことで、バッハがより私たちの身近な存在となり、バッハの響きの中に何か新しいものが発見できるのではないか、そうした私自身の期待感から、お忙しい佐治先生にご出演をお願いし、快諾していただきました。
お話の前後には、無伴奏ソナタ第1番と、私の人生の道標とも言えるシャコンヌを含むパルティータ第2番を演奏します。佐治先生の温かみ溢れるお話と、バッハの清澄な調べが、皆様のクリスマスを美しく彩ってくれることでしょう。ご来場を心からお待ちしています。
【日時】 | 2024年12月21日 (土) 13:30 開場 / 14:00 開演 |
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【会場】 | 東京文化会館 小ホール |
【出演】 | 和波たかよし(ヴァイオリン) 佐治晴夫(物理学者・お話) |
【曲目】 | J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリンソナタ 第1番 ト短調 BWV1001 ~お話1~ 「宇宙へ旅立ったパルティータ」 無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006 より「ルール」「ガヴォット風ロンド」 ~お話2~ 「宇宙のゆらぎ・バッハのゆらぎ そして私たち」 無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004 |
【入場料】 | 全指定席 ¥5000 9/6(金)一般発売開始 |