「コロナ下の音楽を前に進めるプロジェクト」科学的検証の報告書公表のお知らせ

このほど、クラシック音楽公演運営推進協議会が行った、演奏会における飛沫感染リスクの科学的検証の報告書が公表されました。この協議会は、ＡＭＡＴＩも加盟する日本クラシック音楽事業協会が、日本オーケストラ連盟や日本演奏連盟、民間・公共ホールとともに設立した業界の横断的組織で、クラシック音楽公演実施のためのガイドライン策定など、コロナ対策の中心的役割を果たしています。
今回の科学的検証により、客席においてお客様がマスク着用の上、大きな声を出さない限り、前後左右の席を空席とした場合と通常通り連席で着席した場合とで、飛沫感染リスクは変わらないことが示唆されました。また、ステージ上も楽器により一定の対策を取ることにより、オーケストラやアンサンブルが従来のスタンスとさほど変わらない状態で演奏しても、問題のないことが科学的に裏付けられました。
ただし、私たちは、こういった科学的根拠をお示ししつつ、一方でお客様や演奏家の感じる不安も理解しております。今後も、国や自治体の制限やガイドラインに従い、感染防止対策に取り組み、一歩づつ演奏会の実施、運営に取り組んでまいる所存です。皆様と演奏会でお目にかかれますことを演奏家とともに楽しみにしております。

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